国内試乗 アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ
公開 : 2018.12.30 17:50 更新 : 2018.12.30 17:52
「買い」か?
クアドリフォリオ ふたつの魅力
ついにロールス・ロイスさえ市場参入して、欧米で生み出された1000万円オーバーの高価格SUVが日本のマーケットにひしめいている昨今、その一隅に位置する1167万円のステルヴィオ・クアドリフォリオは、そのどこを「買い」とするべきクルマだろうか。
このプライスゾーンのなかではコンパクトなサイズのボディに、強力でレスポンスのいい2.9ℓV6ツインターボエンジンを搭載したことによる活発なパフォーマンスと、スポーツカー並みという表現があながちオーバーではない機敏でしかも安定したハンドリング。
やはりその2点がこのクルマの最大の魅力ではないだろうか。
それに付随した、いかにもアルファ・ロメオらしいエクステリアとインテリアのデザインもアピールポイントだろうし、バックレストはもう少し寝ていた方が安楽だとは思うけれど、ふたりの大人に充分なスペースが確保されたリアシートや、特に広大ではないが使い勝手のいいラゲッジルームなど、実用性にもヌカリはない。
それでもやっぱりこのクルマの魅力は、スポーツカーのようなSUV、それもイタリア流の、というところだろう。
そこに心を動かされた、お熱いのがお好きなリッチこそ、ステルヴィオ・クアドリフォリオに最も相応しいユーザーであり、ドライバーであると思う。
アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオのスペック
価格 | 1167万円 |
全長×全幅×全高 | 4700×1955×1680mm |
最高速度 | 283km/h |
0-100km/h加速 | 3.8秒 |
燃費 | – |
CO2排出量 | – |
車両重量 | 1910kg |
パワートレイン | V型6気筒2891ccツインターボ |
使用燃料 | ガソリン |
最高出力 | 510ps/6500rpm |
最大トルク | 61.2kg-m/2500rpm |
ギアボックス | 8速オートマティック |