試乗 ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ 最高のV12エンジン
公開 : 2019.01.17 10:10
「買い」か?
「イオタ」の名を冠したネーミング
SVJはわずか900台が生産されるのみだが、執筆時にもまだ残りの台数に余裕はある。もしその気なら手に入れられるということだ。そしてつい衝動に任せて買ってしまいたくなる理由も用意されている。
SVJの「J」は「イオタ」という単語を意味し、これは多くの熱狂的なランボルギーニファンにとって重要な存在だ。伝説的なテストドライバーのボブ・ウォレスはミウラのプロトタイプである最初の「イオタ」を1970年代に作り上げた。これはホモロゲーション取得を目的としていたが、それを実現させる前に焼失してしまった。
それからときおり「イオタ」の名前を冠するモデルが登場しているが、かなり少ない。カウンタックやムルシエラゴ、ガヤルドやウラカンには設定されていないのだ。
ほかにも言い訳は用意されている。ランボルギーニによれば、アヴェンタドールには直近のモデルチェンジで電気モーターが採用される。しかし、SVJはそれまでに「L539」自然吸気6.5ℓV12エンジンを搭載したモデルの中で、最高に狂気的で最高にパワフルな一台だという。