試乗 ポルシェ・カイエンE-ハイブリッド 性能と実用性を両立
公開 : 2019.01.22 10:10
どんな感じ?
スムーズな走り
この予想を確固たるものにするため、新型E-ハイブリッドには数多くのモードが用意されている。通常のスポーツ、スポーツプラスに加えて、E-パワー(135km/hまではEV走行を行う)、E-ホールド(電気がある限りEV走行を行う)、E-チャージ(のちの使用に備えて、バッテリーを充電する)モードがある。
E-パワーモードなら電気のみを使用するローンチコントロールモードも使用可能だ。136psというが、これはテスラではなく日産リーフレベルだ。われわれとしては、ハイブリッドオートモードをおすすめしたい。状況に応じてふたつの動力源を使い分けるモードで、そのスムーズさは賞賛に値する。
ただしこれでは、非常にポルシェらしからぬ走り方をすることになってしまう。エンジンが作動しないようごくごく軽くアクセルを踏んで、小さな電力計とにらめっこしなくてはならないからだ。
しかし、たとえバッテリーが切れてもさほど問題はない。ブレーキやコースティング時にバッテリーが回復するので、充電器でバッテリーをチャージしなくとも12.8km/ℓを超えることも容易だ。