試乗 アウディQ3 35 TFSI 先代の欠点解消 ややパワー不足か

公開 : 2019.01.18 10:10

どんな感じ?

広く快適な車内

車内空間は驚くほど広い。そして予想通り賢く、彫刻的で、小洒落た雰囲気を醸し出している。

Q3の内装は階層的に配置された3次元デザインであり、視覚に訴えかけるものだ。その一方で、キャビンのスペースを犠牲にするような張り出しは少ない。ステアリングコラムの奥に位置するデジタル式メーターパネルや中央のインフォテインメントシステムは立体的なダッシュボードから削り出されたようだ。太いクロームのトリムがフロントグリルとの親和性を感じさせる。

部品の造形は美しく、スイッチの質感も上等だ。ただし、味気ないドアハンドルやドアの内張りのタッチはダッシュボードと釣り合っていないように感じられるほか、物入れにも蓋をつけた方が良いのではないか。これらを除けば先進的かつ雰囲気も良好だ。

前席の空間は十分に確保されており、Sラインに装備されるスポーツシートも快適だ。シートポジションもSUVらしい高めにも、脚を伸ばすような低い位置にも設定できる。後席も身長180cm級の大人が乗っても不自由ない広さだ。

一方、荷室は530ℓ用意され、その使い勝手も文句ない。もしSラインを選択していれば、分割式の後席をスライドさせることにより675ℓまで拡大させることができる。必要とあれば完全に倒してフラットなフロアにすることも可能だ。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事