新型メルセデスSクラス PHEV/EV「EQ S」2車種 ホイールベース1種
公開 : 2019.01.07 17:10
EQ SのAMGモデルは600ps越えか
新型Sクラスは直列6気筒の3.0ℓガソリンまたは2.9ℓディーゼル、AMG製の4.0ℓV8エンジンが搭載される。すべてのモデルがディスク型の電動モーターを組み合わせたATを搭載し、リチウムイオンバッテリーはトランク下に収められている。
ピュアEVのEQ Sはふたつの電動モーターを備え、それぞれが前後を駆動する四輪駆動システムを備える。
今後登場するEQ Cは同様のシステムで400ps、71.3kg-m以上を発揮するが、開発を担当するエンジニアによれば、EQ Sはさらにパワフルで、AMGモデルでは600ps以上にもなるという。
プラットフォームこそ異なるものの、SクラスとEQ Sは同じアクティブサスペンションシステムを採用する。現行Sクラスのエアマティックプラスを改良したもので、48Vシステムとステレオカメラを備えている。カメラが路面状況を読み取ると各車輪のスプリングとダンパーが調整され、車体の傾きやピッチングをコントロールする。
革新的なデザインに
新型Sクラスは脈々と続く伝統の上に新境地を切り開くという。
メルセデスのデザインスタジオに務める情報筋によると、この新しいデザインが新世代のモデルすべてに影響を与えるようだ。
最近入手したプロトタイプの目撃写真をみると、3本のラインが入ったLEDヘッドライトやクラシックメルセデスを解釈し直した新しいグリル、空力性能にも寄与する収納式のドアハンドルなどが特徴的だ。
一方のEQ Sは特徴的なスタイリングを纏うようだ。ボンネットは短く、CLSのようにフロントガラスを大きく傾斜させ、デザインの自由度が高いEVのアドバンテージを生かす。