新型ポルシェ911最新情報 ハイブリッド開発中 同乗試乗でモード切替も

公開 : 2019.01.07 19:10

新型911 サスやボディ

新型のサスペンションにはビルシュタインのDTX可変ダンパーが付き、先代よりもそれぞれ平均でノーマルサスペンションは15%、スポーツサスペンションは20%固められている。

軽量化も新型の最重要課題で、それは多様な素材を応用したボディ構造にも現れる。前後バンパー以外のボディ外皮はドアもふくめてアルミ製となり、これによって鋼鉄の使用率は先代の63%から30%に低下した。結果、新型のホワイトボディ重量は先代よりも5%軽い約240kgだが、剛性は5%向上したという。

また、可変式の空力デバイスも多数採用されている。リアスポイラーは空力に関係する部分が45%拡大した。これは新設定されたエコ・モードに入れると抗力低減のため車速90km/h以上で開き、また150km/h(スポーツ/ウエットの両モードでは90km/h)に達すると最大のダウンフォースを得られる角度に変化する。さらに高温環境下では60km/h以上になると開き、エンジン冷却にも寄与する。

フロントにも冷却用の連続可変式整流板が複数設けられている。

公式発表では、新型911カレラSのニュルブルクリンク周回タイムは7分25秒で、前モデルより5秒向上したということだ。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事