テスラ 中国ギガファクトリー建設開始 モデル3/モデルYなど年50万台を生産
公開 : 2019.01.10 11:10
変化しつつある中国市場
今まで国外の自動車メーカーが中国国内で自動車を生産するには、中国のメーカーとの合弁会社を設立する必要があった。中国国内で生産しない場合は中国市場向けに輸出入する必要があり、その場合は多額の関税が掛かっていた。
だが今年前半、中国政府は国内生産に関する従来の制限を撤廃すると発表した。これにより外資系メーカーは合弁を組むことなく、自社100%の出資で工場を建設し、自動車を生産することが可能となる。
急成長を続ける中国市場での地盤をより強固にするために、テスラは現地法人の特斯拉(上海)有限公司を資本金1億元(15億円)で設立した。
中国の新工場では既存のモデル3と発表が予定されるモデルYが生産され、モデルSとモデルXの生産はされないとマスクは以前に発表していた。
次に予定されているギガファクトリーはヨーロッパに建設される予定で、テスラの4番目の工場となる。
現在モデル3の需要が非常に多く、生産が追いついていない状況となっている。そうした状況を打開するため、テスラは米国国内に建設する新たなギガファクトリーに多額の設備投資を行っている。