海外から見た東京オートサロン 羨望/冷静な視線 外国人来場者を取材
公開 : 2019.01.15 11:30 更新 : 2019.01.15 11:33
自動車ライターの加藤久美子が、東京オートサロン2019を取材。海外から参加したひとびとは、東京オートサロンそのもの、またクルマのカスタムをどのように見ているのでしょうか? 「憧れ」「興奮」はもちろんのこと、課題も浮き彫りになりました。
もくじ
ー 外からみた東京オートサロン2019
ー 東京オートサロン2019の印象は?
ー 印象に残ったクルマは? 新型スープラがダントツ人気
ー 中国の若者 どのようにオートサロンを見る?
ー 日本車の印象、非常に良好 イニシャルDが走り屋文化を育成?
外からみた東京オートサロン2019
今や世界最大級のカスタムカーショーに位置づけられるイベントとして成長した東京オートサロン。2019年の来場者は3日間の合計で33万人超、1日の平均来場者数は東京モーターショー(約7万人)を大きく超えました。
海外からの来場者や報道関係者も急増しており、日本での観光コースにオートサロンを組み入れて来日する外国人の方も少なくないようです。
海外から見た東京オートサロンや日本車の印象はどのようなものでしょうか? 会場で外国人来場者に話を聞いてみました。
東京オートサロン2019の印象は?
初日本、初オートサロンという方がほとんどでしたが、報道関係者の中には10回以上来ているという方もいました。オートサロンの印象を伺ってみました。
「初めて来ました。出展されているクルマがとても幅広く、カスタムのスタイルもレーシーなものから、ゴージャスなものまで色々あって面白かったです。日本のカスタムカー最高!」(タイTVクルー)
「Amazing!!! すべてが面白い。わたしたちの国にはない多様なカスタムカーや自動車パーツがたくさん見られて嬉しい。映画に出てくるようなエキゾチックなクルマがたくさん」(インドネシアTVクルー)
「何回か来ていますが、今年は工事で(?)D1などドリフトのイベントがゼロで残念。プレスデーなのにプレス以外のひとがたくさん来ていて会場が凄く混んでいますね。写真を撮るのも大変」(アメリカ出身SPOT REPORT編集長 Jeffrey B.Johnstonさん)
「マリンスタジアムの同乗試乗会に参加したかったのですが事前予約がないとダメでした。試乗する際の規約も日本語のみで理解できませんでした。日本だけで乗れるクルマに乗ってみたいです」(カナダ出身のフォトジャーナリストAlain Plantaさん)
確かに、軽トラからワンボックス、セダン、ハッチバック、コンパクトカー、大型4×4に至るまで、カスタムカーの車種もスタイルも多様であることがオートサロンの大きな魅力と言えます。具体的にはどんなクルマが印象に残ったのでしょうか?