腐ってもフェアレディZ432、770万円で落札 OH済み「S20」込み BHオークション
2019.01.16
BH東京オートサロン・オークションで最も注目を集めたのが、レストア途中で放置されたフェアレディZ432。ジャンクといえるコンディションでしたが、OH済みのS20エンジンが付くだけに入札がヒートアップ。
text&photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)
S20エンジンはOH済み
近年欧米のオークションではガレージや倉庫から発見されたクルマがそのままの状態で出品されることが増えてきた。俗に「ガレージ・ファインド」と呼ばれるもので、時の流れを止めてしまったクルマなのだが、オリジナルの状態を保っていることからレストア・ベースとして珍重されている。
東京オートサロン・オークションに姿を現したフェアレディZ432は、別の理由で時の流れを止めてしまったクルマといえる。前オーナーがレストレーションを行う予定でショップにボディの修復を依頼したものの何らかの理由で中断してしまい、仕掛りの状態で寝てしまったまま出品された。
一方エンジンは別のショップにオーバーホールを依頼し、こちらは予定通り仕上がったのだが、積むべきボディが出来上がらずそのまま保管されていたという。