試乗 レクサスRC300h マイナーチェンジ 物足りぬパフォーマンス
公開 : 2019.01.16 10:30 更新 : 2019.01.16 11:35
どんな感じ?
リフレッシュ中心のマイナーチェンジ
読者の中には、われわれのお墨付きを期待するひともいるかもしれない。しかし、今回のアップデートはあくまでもマイナーチェンジであり、主要部分にまで大きな変化は及んでいない。
エクステリアデザインの変更点を見てみると、複雑な造形のLEDヘッドライトが搭載され、テールライトとバンパー周りのデザインが変更された程度と、極めて限定的。デザインの変更によって、空力的に向上したとは謳われてはいないものの、スタイリングは元々魅力的なものだったと思う。今回のマイナーチェンジでは、それを引き立てる鮮やかなボディカラーを複数選択することができるようになった。
インテリアデザインも、局部的な変更に留まる。表面の素材では、上質なものが用いられている面積が増え、豪華さは増しているが、安っぽい感じの部分も残ってはいる。反面、技術的なアップグレードは幅広く、高機能な運転支援システムが実装されたほか、17本のスピーカーを採用したマーク・レビンソン社製のサウンドシステムなど、豪奢なオプションは充実している。シートは従来通り、上質で座り心地も良い。
そうだとしても、運転中に操作することがはばかれるほど使いにくい、タッチパッド式のインフォテインメント・システムや、閉所恐怖症のひとは座ることができないほど窮屈なリアシートなどに、変更はない。