2019年型BMW7シリーズ正式発表 X7に触発されたスタイリングを獲得
公開 : 2019.01.17 00:17 更新 : 2019.01.17 10:18
世界最大の自動車市場に向けて
改良を受けたプラグインハイブリッドもあり、後輪駆動の標準ホイールベース版が745e、ロングホイールベース版が745Le、四輪駆動のロングホイールベースが745Le xドライブと呼ばれる。エンジンは3.0ℓの直6ガソリンエンジンで、電気モーターと組み合わされることで、システム総合出力は393ps、総合トルクは60.9kg-mとなる。このプラグインハイブリッド・モデルの0-100km/h加速は5.2秒だ。
また12.0kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、745eの場合、電気の力だけで58kmの距離を走行できるという。またCO2の平均排出量はわずか48g/kmで、複合サイクルでの燃費は47.6km/ℓを謳っている。
この新しい7シリーズにはアダプティブ・サスペンションが標準装備され、電子制御ダンパーにエアスプリングが採用されている。また、ラグジュアリーサルーンの俊敏性を高めてくれる、後輪操舵システムもお好みで選択が可能だ。
レンジローバーがライバルとなるX7と、今回の7シリーズがBMWのフラッグシップとして肩を並べることになった。両車のエクステリアデザインで類似性を持たせたことも、ブランド戦略の一貫となる。この2台のフラッグシップモデルのメインターゲットは、もちろん中国の富裕層。彼らはアグレッシブなデザインを好むから、今回のフェイスリフトは世界最大の自動車マーケットの好みに合わせたものだともいえるだろう。