中国GAC、エントランゼ・コンセプト公開 米国市場がターゲット
公開 : 2019.01.17 17:10
中国の広州を本拠地とするGAC(広州汽車集団)は現在開催中のデトロイトモーターショー2019にて新たなコンセプトカーを発表しました。数年前から米国進出が噂されているGACですが、今度こそ本当に投入されるのでしょうか。
市場拡大を狙う中国メーカー
GAC(広州汽車集団)は現在、中国を主要市場とし、他の小さい市場でも販売を行うメーカーだが、いつかは北米市場進出と夢見ている。
ロサンゼルスにはデザインセンターをオープンさせ、今回のコンセプトもそこでデザインされた。デトロイトには研究開発施設も新たに建設し、近いうちに北米市場での販売事業の拠点をオープンさせるとGACモーター社長の郁俊は明かした。
SUVスタイルの電気自動車となるエントランゼは「滑らかな銃弾」をイメージにデザインされている。シートの配列は3+2+2というユニークな配置になっている。
このコンセプトは様々な自動運転技術を搭載し、音声やジェスチャーによる操作も可能としている。様々な機能をコントロールできるふたつのディスプレイや、エンターテイメント用にカーブ状の大きなディスプレイなどがインテリアに装備されている。
郁は人間主体的な哲学でこのクルマが開発されたと話す。広々としたインテリアには自然由来の再生可能な材料が多用されている。
エントランゼの量産計画はないが、同じブースにはGACの乗用車ラインナップが展示されており、北米市場にアピールした形となっている。