試乗 トヨタRAV4 ハイブリッドに新デザイン言語 優れたファミリーカー
公開 : 2019.01.20 12:00 更新 : 2021.01.28 18:34
新プラットフォームにハイブリッドのみの設定
この新しいエクステリアデザインを得たことで、RAV4のボディサイズにも小さからぬ変化が発生している。全高は10mm低くなったが、ホイールベースは30mm延長され、後部座席の足回りにゆとりが生まれている。ボディは先代より剛性が高められると同時に、重心高は低くなっている。コーナリングでのボディコントロールにとっては有利な変更だ。
この新しいボディの核となるのが、トヨタの新しいTNGA GA-Kと呼ばれるプラットフォーム。このアーキテクチャを採用した初めてのモデルがRAV4となるが、レクサスESやトヨタ・カムリなども同じアーキテクチャで作られている。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式で、リアにはダブルウイッシュボーン式が選ばれている。
ホンダCR-Vなども同じだが、今回のRAV-4からはディーゼルエンジンモデルは完全に消滅した。一方で、CR-Vは通常のガソリンエンジン仕様となっているが、英国で販売される新しいRAV4の場合、ハイブリッドのみの設定となる。
エンジンは2.5ℓの自然吸気4気筒で、今回の前輪駆動モデルの場合、トランスミッションはCVTとなり、電気モーターと組み合わされる。ハイブリッドとして、エンジンとモーターを合算したシステム総合出力は218ps。四輪駆動モデルの場合は、2つ目のモーターがリアタイヤ側に追加され、システム総合出力は222psとなる。