世界のメーカー 起源となったクルマたち 前編
公開 : 2019.01.26 08:10
ヴォグゾール(1903年)
ヴォグゾールは船舶用エンジンの製造を1857年に開始した。当時はアレックス・ウィルソン&カンパニーと呼ばれており、1897年にヴォグゾールアイアンワークに改名された。6年後には同社初の自動車が発売された。
5psの単気筒エンジンに2速ギアボックスが組み合わされ、ハンドルは船の舵のような形状をしていた。最終的には70台ほどが生産された。
同社は今でも一台所有しており、毎年11月にはロンドンに持ち込まれ、ブライトン・ヴィンテージカー・ランに出場している。
ヴォグゾールは1925年にGM傘下となり、次第にオペルと関係が深くなっていった。そして、2017年にはオペルとともにPSAに売却された。