世界のメーカー 起源となったクルマたち 前編
公開 : 2019.01.26 08:10
ロールス・ロイス(1904年)
エンジニアのヘンリー・ロイスは1904年、裕福な貴族であったチャーリー・ロールスと偶然出会い、その一カ月後にブランド初の自動車を製造した。ロールスは自分のなを冠することを条件に、ロイスの自動車をすべて引き取ると述べた。1904年12月までにはすでに生産を開始していたが、ロールス・ロイス有限会社が設立されたのは1906年になったからだった。
初めて生産されたモデルは1809ccの2気筒エンジンを搭載していたが、1906年にはすでに8気筒エンジンを搭載して販売していた。その後何十年にもわたってさまざまなオーナーのもとを渡り歩いたが、1998年にはBMWの傘下に収まった。BMWからの多額の投資を受けて、今日では最も高価なうちのひとつで、まさに世界一にふさわしい自動車を作り上げている。