今は亡きブランドが世に送り出した最高なクルマたち22選 前編
公開 : 2019.01.25 12:10
パナール24 BT/CT(1964年)
普通の人はパナールといえば大きい、6シーターのセダンを思い浮かべて、レース好きの人は超軽量スポーツカーを思い浮かべる。パナールの24シリーズはブランドに対して抱かれているふたつのイメージを統合する試みで作られた。
ショートとロングの両方のホイールベースで設計され、24はパナールのスポーティさに実用性を加えた象徴的なモデルだった。
24 BTは24 CTよりも全長が長く、後部座席が設けられていた。両モデルとも搭載した空冷式水平対向2気筒エンジンは、そのボディの流線型デザインと組み合わさって素晴らしい性能を実現させた。
パナールの乗用車部門は1967年にシトロエンへと売却され、消滅した。一方で軍用車部門は今でもボルボ・グループの下で名前が存在し続けている。