今は亡きブランドが世に送り出した最高なクルマたち22選 前編

公開 : 2019.01.25 12:10

マトラ・ランチョ(1977年)

ランチョはマトラがランドローバーなどに対抗するために急造した、いわばさまざまなモデルからの寄せ集めのような車種となっていた。

シムカ1100のピックアップモデル、1100 VF2をベースに、1308 GTの出力80ps 1.4ℓエンジン、1100 TIのブレーキ、1307の4速MTを搭載した。

デザイン的にアウトドアに向いてるかのように思われたが、四輪駆動モデルは開発費用などの理由で提供されなかった。1984年に登場した伝説的なルノー・エスパスはランチョの後継モデルとして開発された。

マトラの自動車事業はその後ルノーの車種などの製造を担うことになったが、2003年に操業を停止。多くの設備などはピニンファリーナへと受け継がれた。一方で防衛・航空事業は現在のエアバスグループの傘下となっている。

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