英の自治体、勤務先の自家用車駐車に課税検討 年最大14万円のメリット/デメリットは

公開 : 2019.01.24 21:10

メリットとデメリットとは?

既に導入しているノッティンガムではこの税による効果が見られ始めている。

市議会によると、ノッティンガムはイングランドで唯一、通勤時間帯での幹線道路の混雑軽減が見られた都市になったとしている。

だが一方で、貧困世帯への負担増や通勤の難しさが増しているとの批判も集めている。

AA代表のエドムンド・キングは「われわれは様々な都市が渋滞や環境汚染の軽減に努めなければならないということを認識しております。ただ、この税は高齢者や妊婦など自家用車での移動が欠かせないひとたちや、収入が多くない労働者、子持ち世帯など多くのひとを苦しめるものとなっています」と苦言を呈した。

今回の課税案はまだ地方自治体レベルで検討されているものであり、運輸省直々のものではない。また、ノッティンガムが2012年に法案を提出させて以来、この案を提出した地方議会はないとのこと。

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