プジョー208GTIの開発進行中
公開 : 2012.03.27 11:42 更新 : 2017.06.01 00:55
「そのカテゴリーで最高のクルマ」にならない限り、プジョー208GTIは一般市販モデルになることはない。GTIに対する評価作業は進んでいると、プジョーの社長ザビエル・プジョーにレンジ・ディレクター、ローラン・ブランシェは報告はしている。しかし、重要なライバル、例えばルノー・クリオ200、フォルクスワーゲン・ポロGTI、ミニJCWより優れたポテンシャルを得ない限り、208GTIはコンセプトカーの域をでないとも報告している。
「われわれは二度と207RCや308GTIのようなクルマを製作したくはない」とブランシェは言った。「現代的で本物のクルマを発表したいのだ」と。
「205GTIの遺伝子を引き継ぐモダンなクルマを求めている。しかし、これは205GTIのリバイバルではない。数多く売りたいという要求に対しては純粋にそう思うし、このカテゴリーにおいて最高のクルマを発売することが、205GTIの歴史を正しく引き継ぐことになる。」
しかし、208GTIがパフォーマンス・カーとしてだけ評価されるべきではないとしている。
「エンジンは180〜220bhp。乗り心地とハンドリングはこのクラスで最高でなくてはならない。しかし、ルノーへ利益をもたらすためにはそれだけでは十分ではない。」と彼は言う。
「われわれのリサーチでは、このクルマを作るには2つの方法があることが分かっている。ひとつは、ラジオもエアコンもない生のモデル、そしてもうひとつがドライビング・パフォーマンスを上げるためにエクステリアを含む装備を充実させたモデルだ。もちろん、前者はあまり売れないだろう。市場は後者を選ぶことになろう。われわれはそのベストなバランスを考えなくてはならない。」
205GTIは61,220台が英国で販売された。それはトータルで205GTIの80%にもなる。その結果、ブランシェは、英国の道で開発されることになるだろうとコメントしている。
「われわれは良くできたGTIがプジョーというブランドに良い影響を与えたという事実を見てきた。と同時に、販売したい主要なマーケットがどこであかも、われわれは知っている。」