アストン マーティン・ヴァルキリー Q部門、理想的な空力パーツ提供 オーダー体験

公開 : 2019.01.25 17:10

気になるオーダーメイドの手順とは?

ヴァルキリーの購入を検討しているなら、いくつかの手順を踏まないといけない。アストン マーティンのゲイドン本社にある特別な一部屋には、ヴァルキリーの精巧なモックアップが置かれ、トリムのサンプルを保管するドロワーやカラーサンプルなどが壁に設置されている。この部屋で購入者は自分専用のヴァルキリーを作ることができる。

わたしは実際に本社へ行った。そこでCGI担当のスチュアート・ボーテがコンピューターのソフトウェアを駆使し、わたしの希望通りのカラーやスペックなどを再現してくれた。カラーやトリムを担当するデザイナー、アルカ・ブラッドフォードは実際にどの組み合わせが可能か不可能かをひとつひとつ教えてくれた。

できるだけクルマの雰囲気を壊さないように、わたしはボディーカラーに軽量塗料のアーデングリーンを選択した。ダークシルバーのアーチに、ライトやインパネはカーボンデザイン、ガンメタリックのホイール、そしてブラックのアルカンターラレザーをチタン製のスイッチ類に施した。

AMRパケージのパネル類のカラーはスターリング・グリーンを選択。このメタリックな色はアストン マーティンの栄光ある歴史とそれを作り上げたドライバーたちへの想いが込められている。マグネシウムのホイールとカーボンのカバーとの組み合わせがなんとも素晴らしい作品を作り上げる。

ただ、わたしには到底このようなハイパーカーが購入できるわけでもなく、結局はわたしの特別な1台が単なるコンピューターのデータとしか存在できないというのがなんとも残念だ。

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