フェラーリ288GTOが、値上がりしている 新記録で落札 RMサザビーズ・オークション
公開 : 2019.01.28 07:10 更新 : 2020.12.08 18:08
落札額、新記録 再び上昇傾向の予兆か
先日開かれたRMサザビーズ・アリゾナ・オークションに出品され288GTOは通常の仕様で、ブラック+レッドのコンビシート、エアコン、パワーウインドウを備える豪華版として製作されたもの。アメリカのオーナーの元で暮らし、現在のオーナーで5人目になる。どのオーナーも箱入り状態であまり乗らなかったようで、オークション出品時の走行距離は2864マイル(4582km)に過ぎなかった。
しかし箱入りで仕舞い込まれていたわけではなく、メンテナンスは定期的にちゃんと行われタイミングベルトも交換済みで、工具やオーナーハンドブックなどの付属品も完備しており新車と変わらぬコンディションを保っていた。
久しぶりにコンディションの良い288GTOが出品されたことから入札はヒートアップし、最終的に新記録となる336万ドル/3億6960万円で決着がついた。バブルが弾けて下落傾向にあった中での高額落札は、再びコレクターズカーが上昇傾向に転じる予兆なのだろうか。その結論はもう少し様子を見る必要があろう。