メルセデス・ベンツGクラスにV12搭載
公開 : 2012.03.27 12:11 更新 : 2017.06.01 00:55
フェイスリフトされたメルセデス・ベンツGクラスが、やや予定より早まって公開された。この、デビューして33年が経とうとしているGクラスは、来月の北京モーターショーで公式に発表される。
フェイスリフトされたメルセデス・ベンツGLKの公式写真のバックグラウンドに、新しいGクラスの姿を見ることができる。古典的な正方形のスタイルだが、グリルが新しくされ、LEDデイライトを持つヘッドランプ、そしてミラー・ハウジングが新しくされている。また、この写真からはわからないかもしれないが、テールランプのグラフィックが新しくされ、アロイ・ホイールもリデザインされたことが判明している。
G55AMGの12年目の500bhpのスーパーチャージド5.4リッターV8は、新しいG63AMGに搭載されている536bhpの5.5リッター・ツインターボV8に変更される予定だ。
ビッグニュースは、G65AMGの追加である。SL65AMGに搭載されるツインターボの6.0リッターV12が搭載されることになる。621bhpと101.9kg-mのトルクを持ち、2500kgのG65AMGに0-100km/hで5.2秒というパフォーマンスを与える。G65AMGは、V12が搭載される初めてのGクラスとなる。エンジン冷却のために、フロント・グリル・デザインは、他のAMGモデルと異なるものとなる。また、ブレーキはML63AMGから大径のものが流用される。G55AMGで採用されているサイド・エグゾーストになるかは不明だ。
燃費を向上させるためにすべてのGクラスは、5速Gトリニックに代わって7速のGトロニックが標準装備となる。またG63AMGはスタート・ストップ・システムと回生エネルギー・システムを採用する。
新しいGクラスは内部コードW463が引き続き採用され、ホイールベースは2400mmと2850mmの2タイプが設定される。なお、生産はオーストリアのマグナ・シュタイアが担当する。