長期レポート アルファ・ロメオ・ジュリア(6) タイヤを交換 ディーラーサービスには満足
公開 : 2019.01.29 19:40
積算18073km タイヤ交換実施
以前からHWMでメンテナンスを受けてみたいと考えており、今回のタイヤ交換は、サリー州ハーシャムにある彼らのサービスセンターを訪れる絶好の機会となった。
その歴史から、HWM訪問は興味深いものになるだろうと思っていたが、果たしてその期待が裏切られることはなかった。
ジュリアの作業が進むなか、見学することができたサービスセンターには、多くの顧客から預かったそれぞれの愛車とともに、いまも彼らが所有している1950年代製のHWMフォーミュラ2が保管されていた。アルファのオーナーであれば、愛車の整備が行われているあいだに、希望すればこのセンター内を歩き廻ることもできる。
しかし、公道しか走っていないにもかかわらず、わずか6400kmでタイヤ交換が必要というのは驚異的な摩耗度だが、クアドリフォリオが履くのは、専用設計のハイグリップ・ハイパフォーマンスタイヤであるピレリPゼロ・コルサであり、通常グレードとはまったくの別物であることは頭に入れておく必要がある。さもなければ、少なくともタイヤが温まった状態で、このクルマの実力を発揮させることはできない。
さらに、テスト開始時点でこの車両の走行距離は1万1300kmに達しており、少なくとも、その年の前半、1度はタイヤを交換したいただろうことを考えると、今回のタイヤは9700kmか1万1300kmを走破していたはずだ。もちろん、それでも激しいタイヤ摩耗だが、通常の走り方をしているクアドリフォリオであれば、多くがもっとタイヤをもたせることができるはずだ。