「リヴィアン」を知っている? 創業者、いかにして会社を興したか
公開 : 2019.02.09 09:50
オフローダーに的を絞る
車種構成も少数精鋭で臨んでいく。スカリンジは「ブランドの尖鋭性」と表現するが、それらはたがいに深い関連をもち、さらに外観も強い共通性をもつことになるという。すなわち、ほかの高級車ブランドにみられるようにスーパーミニからスーパーカーまで水も漏らさぬ布陣を敷くようなことはせず、オフローダー1本に的をしぼるのだ。
スカリンジはさらにつづける。「向こう10年や100年、いや1000年経っても、人間のもつ冒険心は変わらないでしょう。それは何千年にもわたって証明されてきたことだと思います」
「自動運転車の時代になっても、探険に出かけるための乗り物はかならず支持されるでしょう。2035年とか2040年には、リヴィアンでスキーに出かけることになりますよ」
最初のクーペ案を捨て去ったあと、基本構造は3代にわたって練り直した。そしてその3世代目が、R1T/R1Sというクルマに結実したのだ。