フォルクスワーゲンI.D. お手頃モデル登場 価格1万8000ポンド(258万円)以下
公開 : 2019.02.04 21:00
ベースはMEBプラットフォーム
この新型I.D.モデル開発の裏には、現在フォルクスワーゲンが持つすべての市場で、幅広い顧客層にアピールすることのできるコンパクトボディに余裕ある室内空間を備え、クラスを越えたデザインの魅力を持った手ごろなクルマを創り出すという目的があるという。
他のI.D.シリーズ同様、この新型モデルもフォルクスワーゲンが誇る新MEB(Modularen Electrik Baukasten/Modular Electric Architecture)プラットフォームをベースに、現行e-ゴルフの公称航続可能距離である299kmを大きく上回るだけの十分な容量を持つバッテリーを備え、フロントに電気モーターを搭載している。価格上昇を避けるべく、用意されるのはFFモデルのみであり、数多くのコネクティビティーに関するオプションが設定されることになる。
最初はフォルクスワーゲンブランドのみとなるが、この新型ゼロエミッション5シーターをベースにしたモデルが、それぞれアウディとセアト、スコダからも登場することになる。
生産は現在パサートとアルテオンが製造されているドイツにあるフォルクスワーゲンのエムデン工場を予定しており、年間生産台数は30万台以上となる見込みだ。
フォルクスワーゲン本社の内部情報筋によれば、次期パサートとアルテオンは現在スパーブの生産を行っているチェコにあるスコダのクヴァシニ工場への移管か、ブルガリアでの新工場建設が検討されているという。