フォルクスワーゲンI.D. お手頃モデル登場 価格1万8000ポンド(258万円)以下
公開 : 2019.02.04 21:00
サブブランドやライドシェアにも
フォルクスワーゲンがI.D.シリーズの生産場所としてエムデン工場を選ぶということは、2020年までに100万台を大幅に上回るEV生産能力の確保を目指しているということであり、そのためには、既存のツヴィッカウとハノーバーの商用車工場、さらには中国専用モデルを生産している、それぞれ上海と仏山にあるSAIC(上海汽車)とFAW(中国第一汽車集団)との合弁工場も活用することになるだろう。
現時点で、このI.D.シリーズの新エントリーモデルの生産がその他の工場で行われる可能性はないものの、中国国内のうわさによると、この新型モデルをベースにしたモデルが、フォルクスワーゲンとJAC(江淮汽車)の合弁で新たに設立されたEVサブブランド、SOLの名で販売されることになるかも知れないとのことだ。
このI.D.の新エントリーモデルの売れ行きにも注目だが、フォルクスワーゲンではこのモデルを使って、新たに立ち上げたライドシェアとモビリティーソリューションの子会社であるモイアで、グローバルなモビリティープロジェクトの立上げを計画していると考えられている。
フォルクスワーゲングループでは、傘下のフォルクスワーゲン、アウディ、セアトとスコダの4つのブランドから、2025年までに合計27車種ものMEBプラットフォームをベースにしたEVモデルを展開する予定だ。