次期VWゴルフGTI ハイブリッド却下 出力、TCR含む2種 攻撃的な外観か
公開 : 2019.02.05 10:45
ハイブリッド・モデルは却下
昨年10月、VWはIQのバッジを付けたガソリン・ハイブリッド・モデルのパフォーマンス・フラッグシップとして、次期型ゴルフGTIにマイルド・ハイブリッドの採用を計画していた。
このシステムもまたEA888エンジンをベースにしたもので、今年発表される予定だった。
しかし、マティアス・ミュラーの後任としてVWグループのCEOに就任したヘルベルト・ディースは、ミュラー前CEOの決定を覆し、これをゴルフGTIに使わないように指示した。
このシステムは、横置きした2.0ℓ直列4気筒エンジンに1基の電動モーターと48V電装系を組み合わせたもので、より小さな1.5ℓ4気筒ガソリン・エンジンや、2.0ℓ4気筒ディーゼル・エンジンと共に、次期型ゴルフに搭載することをVWは計画していた。
8代目となる次期型ゴルフは今夏に発表され、9月のフランクフルト・モーターショーで一般公開が予定されている。GTIもおそらくこのイベントに加わるだろう。
当初の計画では、ゴルフGTIの低速域におけるレスポンスを、電気モーターによって引き上げる考えだった。加えてこのテクノロジーは、エンジンをアイドリング状態のまま切り離して車両を空走させるコースティング機能や、減速エネルギー回生システムも備えている。
しかし、VWはこのハイブリッド・テクノロジーを却下したため、次期型ゴルフGTIは現行型と似たキャラクターになるはずだ。