初試乗 ボルボV60クロスカントリー タフなハンサム 雪上でテスト

公開 : 2019.02.15 10:10  更新 : 2019.03.05 17:23

車高を高め、四輪駆動のドライブトレインにオフロードライクなボディガードを備えたV60クロスカントリー。白銀のスウェーデンでの試乗となりましたが、ハンサムなDセグメントのエステートに、一層の実用性を上乗せした内容には、英国でも高い期待が持てそうです。

もくじ

どんなクルマ?
エステートで一番のルックス
どんな感じ?
コンフォート寄りでも不足ない瞬発力
優れた実用性と乗り心地
「買い」か?
英国でのテストにも期待が高まる第一印象
スペック
ボルボV60クロスカントリーT5のスペック

どんなクルマ?

エステートで一番のルックス

わたしの主観だが、V60クロスカントリーは、ボルボの現在のモデルラインナップの中で、最もルックスがカッコいいクルマだと思う。むしろ、数多あるエステートボディのクルマの中でも、一番カッコいいとさえ思う。

クロスカントリーに出会う前までは、わたしのベストは標準ボディのボルボV60だった。メルセデス・ベンツCクラスBMW3シリーズのエステートボディに対して、スウェーデンからの魅力的な回答だったのだが、さらに優れたスタイリングをまとって、クロスカントリーが登場した印象だ。クルマのデザインは好みが大きく分かれがちだが、このボルボを見て、素敵だと感じないひとはいないだろう。

このV60クロスカントリーには、最新のスケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ(SPA) が用いており、大柄なボディなことは通常のV60と変わらない。ワンサイズ大きなモデルの、XC90XC60V90、S90などと共通のアーキテクチャとなる。

モノコック構造は大部分がスチール製で、フロントのサスペンションはダブルウィッシュボーンにコイルスプリングの組み合わせなのは、一般的な構成。しかし、リアにはインテグラル・リンク形式のサスペンションに、ウレタン系樹脂を用いたコンポジット・リーフスプリングが組み合わされているのが特徴となる。

スタイリッシュなクルマの走りはどうだろうか。

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