試乗 改良新型プジョー308 SW 新開発1.5ℓディーゼル(130ps)のワゴンを評価
公開 : 2019.02.12 10:10 更新 : 2019.02.12 12:12
新開発ディーゼルの「プジョー308」を試乗しました。従来の1.6ℓに代わる「1.5ℓブルーHDi130」搭載のワゴン仕様。欧州ディーゼルは終わってない、とレポートされています。
もくじ
どんなクルマ?
ー 新ディーゼル 1.6ℓから1.5ℓユニットへ
ー 「DV5」 どんなエンジン?
どんな感じ?
ー 回頭性よし 低重心の恩恵
ー 静音対策/燃費/装備は?
「買い」か?
ー オワコンどころか健在
スペック
ー プジョー308 SW(1.5ℓディーゼル)のスペック
どんなクルマ?
新ディーゼル 1.6ℓから1.5ℓユニットへ
変化あるいはチェンジといった前のめりなキーワードに酔って、自動運転やEVへの移行を焚きつける報道が増えた。確かに、市街への乗り入れ禁止とかガソリンエンジンへの回帰とか、欧州市場は20数年前の日本のような「ディーゼル・バッシング」の真っ最中にある。
が、それは10数年来、走行コストの安いディーゼルが主流としてユーザーに求められていた裏返しといえる。そもそもマクロ視点でいえば、原油を精製したら1/3から半分は軽油なので、使い切らないのは逆エコロジ―ですらある。欧州でディーゼルたけなわの頃は、他国から軽油を輸入していた国すらあったほどで、それだけ偏重傾向だったのだ。
だからこそ相対的に、ユーロ6以降のクリーンディーゼルになってから本格導入が始まった日本市場では、ディーゼルは今もって拡張期の普及フェイズにあるといえる。
これまでも508やSUVに積まれていた2ℓブルーHDi180は、ディーゼルとして大きめの部類、いわば「ラグジャリーなディーゼル」だった。しかし1.5〜1.6ℓは、欧州市場のサイズ感でも背伸び無しのジャストなスタンダードである。