試乗 改良新型プジョー308 SW 新開発1.5ℓディーゼル(130ps)のワゴンを評価
公開 : 2019.02.12 10:10 更新 : 2019.02.12 12:12
静音対策/燃費/装備は?
エンジン音も、始動直後はディーゼルっぽくゴロゴロしているが、暖まりきってしまうと滑らかで低くくぐもった音質に変わり、室内で聞く限りディーゼルらしさが極力消されたような感じだ。
とはいえ旧1.6ℓより出力は10ps増しの130ps、トルクは据え置きの30.6kg-mを1750rpmから発生するので、力強さより滑らかさが増した印象だった。トランスミッションは無論、アイシンAW製8速トルコンATだ。
今回は長距離こそ試せなかったものの、カタログ燃費で従来比15.7%増しとあった通り、燃料計の針がなかなか動かなかった。強いて難をいうなら、街中ではアイドリングストップをこまめにこなすし、再始動の揺れも気にならないほどマナーもよいのだが、なかなかエンジンが暖まらずヒーターが効いてくるまでに時間があった。この点、冬だけの話とはいえ、シートヒーターが付いていたら尚、よかったと思う。
ちなみにアクティブクルーズコントロールなどADAS関連も標準装備で、高速道路での車線キープしたままの追従巡航といった走り方をしても、頭を不愉快に揺さぶる制御はほぼ皆無だった。