英国試乗 アウディTT ロードスター リラックスできるオープンカー
公開 : 2019.02.13 10:10
なかなかのエンジン音
車速に応じてステアリングのギア比が変わるプログレッシブステアリングは、狭い駐車スペースにクルマを停めるときなど、日常生活で便利な機能だ。しかし、このような機能は後輪駆動車なら当然のことで、多くの読者にとって関心は薄いだろう。
一方で、4気筒ターボは鋭く回転し、加速力を楽しむことができるが、今日ではこれよりも速いホットハッチなどいくらでもある。回転数を問わずレスポンスは良く、ラグもほとんどない。フラット6ほど良い音を奏でるわけではないが、ルーフを畳めば存在感のあるエンジン音を楽しむことができる。
改良された7速ギアボックスは従来の6速のものよりもレスポンスが良くなった。特にマニュアルモードが好感触だったが、オートマティックモードでもギクシャクするような場面は皆無だった。さらに、パドルが若干大きくなったことでシフトが容易になった。
ルーフを閉じてウインドウを上げると、風切り音は気にならなくなる。10秒で開閉することができ、50km/hまでならいつでも操作が可能だ。 吸音素材が使用されているため、街の喧噪の中を走っても快適だ。ロードノイズは高速道路を走るとやや気になる。