第4回 TBCC新春走行会 初走りはイベントスタッフやプレスも参加
2019.2.3
戦前車やクラシックカーがサーキットを走る人気イベント「TBCC」。新春走行会では、普段は黒子に徹している運営スタッフやプレス関係者などが愛車の走りを愉しみます。今年もまたマイカーのないエビス記者は、相変わらず黒子のままだったようですが・・・
今年も開催 TBCCスタッフ&関係者の走行会
AUTOCARのイベント・レポートでこれまでもご紹介してきたクラシックカーのサーキット・イベントTBCC(Tokyo Bayside Classic Cup)。去る2月3日にイベント予備日として用意されていた枠を活用して毎年恒例の『TBCC新春走行会』が開催されました。これはTBCC会員の新年会兼走り初めであると共に、日ごろ同イベントの運営に携わるスタッフや関係者を対象とした走行会でもあります。
“関係者”の中にはTBCCを取材しているプレス・スタッフも含まれていて、ワタクシもお誘いいただきましたが、2016年末の事故以来今や2年目に突入した代車生活が続いているため、残念ながら今年も参加は叶わず。しかしながら昨年は愛車のアルファ・ロメオGT1600ジュニアで参加して、サーキット走行の楽しさに目覚めた(?)自動車ジャーナリストのハッサンこと高桑秀典氏が今年も走るということで、その勇姿をカメラに収めるべく好天の袖ヶ浦フォレストレースウェイにやって来ました。
年式やタイムの縛りもナシ ユーノス・ロードスターも多数参加
普段のTBCCでは安全で白熱したレースを愉しむために、それぞれのクラス毎に「それ以上速く走っちゃダメ」というタイムが設定されていますが、番外編のスポーツ走行会たる今回はそういった制限はありません。TBCC最高峰のハイパー・クリスタル・カップの制限タイムを上回り、“卒業”となってしまった方も、今回は参加しておられるとか。ちなみに、“卒業”となった参加者も、より遅いクルマに乗り換えて制限タイムより遅くなれば、TBCC本戦に再び参加することができます。また、今回は年式による制限もないため、現行車やちょっと旧いけれどクラシックと呼ぶにはまだ早い年式のクルマたち、とりわけNA型ユーノス・ロードスターが多く参加していました。
NAロードスターも30年前のクルマですから、世の中的には充分にクラシックといえます。しかし、日ごろ戦前車や’50〜’70年代のクルマをサーキットで走らせている趣味人たちにとっては壊れない『最近のクルマ』であり、サーキット走行の入門車や練習車として最適な一台なのかもしれません。とはいえ、若いスタッフたちだけではなく、普段はアルファ・ロメオ2000GTVで走っているTBCC統括の藤間さんも「今日は息子の代わりにコレで走るんだ」とグリーンのNAで参加されていたので、その走り味の良さが愛されているんでしょうね。
そういえば、昨年はアルファ・ロメオGTVコルセでこの走行会に参加した、AUTOCARスペシャルショップ・ナビのサイトウ編集長。今回は不参加でしたが、昨年の走行会の後も常にロードスターの出物がないかのチェックは続けているようです。間違いなく“クラシック”になるであろうロードスターですから、これから10年・20年後を見据えて今のうちにNAかNBを手に入れて育てていくのは実に楽しそうですね。
と、全くイベント・レポートから脱線してしまいましたが、今回はレース形式ではないので、筆者も写真撮影の練習のつもりで気楽にシャッターを切ってきました。いろいろとカメラの設定や撮影ポイントを変えて撮ってみたのですが、今回の写真のデキはどうでしょうか。
日ごろはイベント運営に尽力されているスタッフの皆さんも息抜きを楽しみ、英気を養ったようでした。さて、次回のTBCC本戦は3月10日に恒例のファミリーサーキットデイとの共催となります。ファミリーサーキットデイでは街乗りのセダンやミニバンでもサーキット走行を体験できる走行枠もありますので、「サーキット走行できるクルマなんて持ってないよ?」という方も申し込んでみてはいかがですか?
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