「GT」ほんとうに名乗れるクルマは 元祖GTからトンデモGTまでジャッジ 前編
公開 : 2019.02.16 06:10
アルファ・ロメオ・スプリントGT(1963年)
1960年代初頭までに、各自動車メーカーはGTの名が顧客に与えるポジティブな影響を理解していた。
1963年、アルファ・ロメオは、ジュリエッタ・スプリントをベルトーネデザインの美しいクーペモデルへとモデルチェンジする際、ジュリア・スプリントGTの名を与え、このクルマからはパワーを増したジュリア・スプリントGT ベローチェ(のちのGTV)やコンバーチブルのGTC、エントリーモデルのGTジュニアや、サーキット向けのGTAとGTAmといったモデルが誕生している。
ジュリアベースのさまざまクーペモデルの生産終了後も、アルファではGTの名を使い続けており、アルフェッタGTがジュリアベースのGTVの後を受け、さらにその後、GTVとGTV6へと繋がっている。
GTVの名は1994年に前輪駆動のクーペモデルで復活し、さらにアルファは2003年登場の156ベースのクーペで、再びGTを名乗らせている。
判定:合格