「GT」ほんとうに名乗れるクルマは 元祖GTからトンデモGTまでジャッジ 後編
公開 : 2019.02.17 06:10 更新 : 2021.03.05 21:42
BMW 5シリーズ GT(2009年)
グラースGTの後継モデルである1600GTを除き、数十年にわたってBMWからGTの名を冠したモデルが登場することはなかったが、それも、非常にシンプルなネーミング方法と、強力なそのブランドイメージによって、パフォーマンスカーであることを示すためにわざわざGTを名乗る必要などなかったからだ。
だが、その状況も2009年のフランクフルト・モーターショーで議論を呼ぶ5シリーズ・グランツーリスモがデビューしたことで終わりを告げている。このクルマにおける「GT」とは、通常の5シリーズよりもスペース効率に優れ、考え抜かれたツーウェイのテイルゲートを備えたモデルであることを表していた。
2013年には、5シリーズGTとほとんど同じ方法論を踏襲した3シリーズGTが公開されている。
2018年現在、5シリーズGTは6シリーズGTへと道を譲り、3シリーズGTはモデルライフの最終版を迎えているが、後継モデルが登場する予定はなさそうだ。
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