マセラティ、ラ・フェラーリ・ベースのモデルを計画

公開 : 2013.05.07 20:00  更新 : 2017.06.01 01:52

マセラティはMC12ストラダーレに変わるハイパー・モデルを制作する計画がある。2015年のデビューを目指して開発中で、ラ・フェラーリをベースとしつつも、複雑なハイブリッド・パワートレーンではなく、通常のエンジンを搭載することになろう。

上海モーターショーでこのプロジェクトの可能性について、CEOのハラルド・ウェスターは言及することを避けたが、次のように語っている。

「スーパーモデルの後継を出すにはベストなタイミングかもしれない。われわれの焦点は今のところ、如何にして売上を上げるかにかかっているが、そのモデルをデビューさせるにはベストな機会だ。」

マセラティのハイパー・モデルは、ラ・フェラーリのシャシーやサスペンションを共有するとレポートでは示唆している。しかし、エンジンは789bhpを発揮する6.3ℓのV12エンジンのデチューン版か、クアトロポルテに搭載される3.8ℓのV8ターボになる可能性があり、ハイブリッド・システムは除かれる。バッテリー・パックとモーターを搭載しないことによって、マセラティのハイパー・モデルはラ・フェラーリよりも軽くなることは容易に想像がつく。

オリジナルのMC12ストラダーレは615bhpのエンツォのV12エンジンを、620bhpにデチューンして搭載した。最高速もエンツォの350km/hから330km/hに落とされた。

ラ・フェラーリの需要は、限定生産の499台を越えるもので、フィアット・グループとしてもその生産を延ばす方法を考慮中であるという。

アルファ・ロメオ4Cのマセラティ・バージョンも計画中だ。「素晴らしいアイディアだ。」とウェスターはこれについて語っている。

また、ポルシェ911のライバルも2015年頃には発売される予定だ。また、ポルシェカイエンのライバルであるレヴァンテより小さいSUVは生産しないこともウェスターは確認した。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事