マセラティ・アルフィエリ 2020年にモデナで生産開始 電動ユニットは3種
公開 : 2019.02.14 11:05
マセラティは今年後半にモデナ工場の生産ラインをアップグレードする予定。電動スーパーカー、アルフィエリの生産を2020年に始める準備を整えるためです。アルフィエリは量産前試作車が来年上半期に製造された後、順調に行けば2021年中頃に発売へと漕ぎ着ける見込みです・
もくじ
3種の電動パワートレイン
マセラティは今年後半にモデナ工場の生産ラインをアップグレードする予定だ。電動スーパーカー、アルフィエリの生産を始める準備を整えるためである。
地方自治体や労働組合と協議の末、1939年から本拠地としているモデナで生産することを約束。この施設は「高性能と高度な技術を備える特別なスポーツカー」の生産に集中するという。今年の秋に設備をアップグレードするところから作業が始まる予定だ。
アップグレードが完了したら、マセラティは来年上半期より「マセラティらしい特徴的なスポーツカー」の量産試作を開始するという。同社はアルフィエリという名前を明示していないものの、それが昨年6月に発表された5カ年経営計画の一部で、待望の2シーター車を量産化することだと認めている。
アルフィエリは2014年に初めて発表されたコンセプトカーをベースとする。クーペとコンバーチブルがあり、3種類のパワートレインが用意されるが、そのどれもが電動化されたものになる。
そのうちの1つは完全電気自動車で、3基のモーターを使った4輪駆動とトルクベクタリングを備え、800Vのバッテリー・システムを採用する。そしてもう1つはプラグイン・ハイブリッドだ。