ヒュンダイ 開発中のNブランド最強モデル、4輪駆動のハイブリッドか
公開 : 2019.02.14 19:10 更新 : 2021.03.05 21:37
ヒュンダイNが目指す先とは
ヒュンダイのヨーロピアン・テクニカル・センターのディレクター、クラウス・クスターは「このモデルを手の届きやすい価格で提供すると同時に、れっきとしたヒュンダイNのクルマであると証明できるようにするというのがわれわれの挑戦です」と語る。
「パワーがなくなる前にサーキットを数周しかできないようなクルマを目指すわけでもなく、それと同時に何百万ユーロという非常に高価なものにもしてはいけないと認識しています。そういったクルマを求めるのは未だヒュンダイを手にしたことがないひとたちです」と続けた。
既存のヒュンダイN専用4気筒エンジンでフロントアクスルを駆動させ、ヒュンダイ・コナ・エレクトリックのパワートレインがリアを担当すれば、軽く500psは超えるパフォーマンスを発揮することができるだろう。
「結局、われわれは消費者が求める声にしか対応しません」とクスターは続ける。「そしてわれわれが納得いくドライビングエクスペリエンスを持つ完璧なものしか世に出しません。どんな手段を用いようと、Nブランドのお客様が絶対に買うものだけを作ります」と語った。
ヒュンダイの究極のモデルが採用するボディ形状の詳細は未だ判明していない。キア・スティンガーGTのようなハイパフォーマンス4ドアセダンか、2ドアスポーツクーペかが検討されていると内通者は明かした。
BMW Mの前トップ、アルバート・ビアマンによって率いられているヒュンダイNは、フォルクスワーゲンのRやメルセデス・ベンツのAMGなどのようなハイパフォーマンス部門をヒュンダイでも実現するために設立された。
ヒュンダイNはこのモデルにも繋がるであろうヴェロスターベースのミッドシップ試作車、RM16 Nを以前からテストしている。