データで見る2018年、世界の自動車市場 中国市場は減速 EVがほぼ倍増

公開 : 2019.03.16 10:15

米国市場 さらに高まるピックアップとSUV人気

米国市場はほぼ前年並みとなった模様だが、トラックとSUVモデルが市場に占める割合はさらに高まっている。このふたつで市場全体の62%を占めているのだから、フォードがサルーン市場撤退を決めたのも当然だろう。

「全体としてみれば市場は伸びていませんが、SUV(+10%)とトラック(+4%)の人気は高まり続けています」とJatoは話す。「米国の消費者は小型車やサルーンモデルなど欲しがらないのです」

ビッグ3のシェア自体は変わらないものの、GMとフォードのシェア低下を、人気のジープとラムブランドを抱えるフィアットクライスラー・オートモービルズがカバーした形となっている。

だが、最大の伸びを見せたのはテスラであり、その立役者であるモデル3は、2018年後半になってようやくフル生産に入っている。

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