自動車業界、猛スピードで進化 スマートタイヤなど最新技術を紹介
公開 : 2019.03.03 18:50
スマートタイヤ 摩耗度合いを監視
タイヤメーカーは時々おかしなアイデアを出す。しかし、このスマートタイヤの計画は価値のあるものかもしれない。
ファルケンはその名も「スマート・タイヤ」というスマートタイヤを発表した。液体ファルネセン・ラバー製のトレッドにより、より長寿命化に成功しているという。ウェットでのグリップが2万kmに渡って持続し、耐摩耗性も51%向上しているとのことだ。
さらに、アクティブ・トレッド技術により、路面状況や温度などを認識して適応することが可能だという。
グッドイヤーが2017年に公開したインテリジェントタイヤは、多くの車両のタイヤの摩耗度合いや空気圧などを一元的に管理できるという。この技術は将来的に自動運転車のグリップ状態を監視するのに役立つだろう。
コンチネンタルもセンサーを埋め込んだスマートタイヤのテストを重ねている。ドライバーはしばしばタイヤの重要性を軽視しがちだが、新技術によるグリップの向上、摩耗の減少、安全性の向上に期待が持てる。