メルセデス・ベンツの2019年「PHEVの年」 「EQパワー」大幅拡大 Aクラスも
公開 : 2019.02.18 12:12 更新 : 2019.02.18 12:12
メルセデスが考えるPHEVの役割
2019年にプラグイン・ハイブリッドに注力するというのは、2022年までに全モデルを電動化するという計画の一環だ。
その最終的な目標は、ますます厳しくなるCO2排出規制に適応するため、全部で130以上の電動化モデルを発売することである。
この戦略にはプラグイン・ハイブリッドの「EQパワー」、48Vマイルド・ハイブリッドの「EQブースト」、そして完全な電気自動車の「EQシリーズ」という3つの柱がある。
プラグイン・ハイブリッドは、内燃エンジンのみによるパワートレインよりもCO2排出量を減らすことができるだけでなく、電気自動車の利点を顧客に訴えることにも役立つと、メルセデス・ベンツの首脳陣は考えている。
完全な電気自動車が普及するまで、PHEVが短期的な橋渡し役になるからだ。
同社のパワートレイン戦略を指揮するクラウス・エーラスは、プラグイン・ハイブリッドが「日常的な短距離の使用では排出ガスを一切出さないため、eモビリティに向けた重要なステップになる」と語っている。