総額6億円? 著名レーシング・ポルシェ アメリア島オークションに出品
公開 : 2019.02.19 11:10 更新 : 2020.12.08 18:39
1987年製クレーマー・ポルシェ962C
100万〜125万ドル(約1億〜1.4億円)というのは素晴らしい1987年製クレーマー・ポルシェ962Cの予想落札価格だ。こちらも同じオークションに出品される。
962といえばポルシェのワークス・チームを思い浮かべるかもしれないが、この車両は有力プライベーター・チームの1つ、アーウィンとマンフレッド・クレーマーによるクレーマー・レーシングのために製造されたものだ。
実際、この962Cはル・マン24時間レースで見事な戦績を残している。1987年にはジョージ・フーシェ、フランツ・コンラッド、ウェイン・テーラーの運転で総合4位に入賞。翌年はフーシェとクリス・ニッセン、ハラルド・グロースが組み、8位でフィニッシュした。
1973年製ポルシェ911カレラ2.7RSライトウエイト
3台の中で最後にご紹介するのは最も古く、そしてこれも生産台数が少ないモデル、わずか200台しか製造されなかった1973年製ポルシェ911カレラ2.7RSライトウエイトだ。
ライトウエイトと呼ばれる通り、ボディに使われている鉄板はノーマルより薄く、軽量ガラスを採用し、インテリアのトリムも最小限に留めることで、車両重量を削減している。
この個体は46年の間に4人しかオーナーが変わっていない。現在のオーナーによってショー・クオリティのレストアが施されている。オリジナルと同じ白いボディにグリーンのディテールの組み合わせだ。予想落札価格は100万〜120万ドル(約1億〜1.3億円)とされている。
オムニ・アメリア・アイランド・プランテーションで3月8日に開催されるグッティング&カンパニーのオークションには、これら3台の他にも多くのクルマが出品される。