マイルドハイブリッド 流行の兆し 安価、軽量が理由

公開 : 2019.03.02 16:50

内燃機関はまだ残る

MHEVには小型の48Vバッテリーが搭載され、モーター・ジェネレーターの駆動およびそこからの充電を可能とする。通常の12Vシステムも並列して動作することにより、今までの12V装備との互換性も確保している。将来的には急速な加熱が可能な熱線ガラスなど48Vで動作する装備品が主流となるだろう。

48Vバッテリーやスターター・ジェネレーターなどのMHEV構成部品はすでに普及の域に達しており、安価なMHEVが爆発的に増加するのも時間の問題だ。

とはいうものの、内燃機関が消えるのはまだまだ先のことになりそうだ。ただし、自然吸気エンジンはより小排気量なターボ付きエンジンへの置き換えが進んでいる。

内燃機関の問題点はその効率性にある。ガソリンや軽油が持つエネルギーの3分の1程度しか有効に利用できていないのだ。

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