ロードテスト シトロエンC5エアクロス ★★★★★★★☆☆☆
公開 : 2019.02.23 16:50 更新 : 2021.03.05 21:42
購入と維持 ★★★★★★★★★☆
多くのモデルがひしめくセグメントにおいても、C5エアクロスは注目せずにいられない選択肢だ。ライバルたちより革新的なルックスはもちろんだが、価格面でも魅力を感じさせる。
テスト車は最上級グレードの2.0ℓブルーHDiフレア・プラスで、本体価格は3万2725ポンド(約490万円)。これにはナビゲーションシステムや一部レザーのシート、19インチのホイール、リアカメラなど、充実した標準装備が含まれる。同等装備のライバル車をみると、フォルクスワーゲン・ティグアン2.0TDI SELは3万6000ポンド(約540万円)、マツダCX-5なら3万5000ポンド(約525万円)にそれぞれ近いが、これらはいずれも4WDだ。プジョー3008はFFだが、ディーゼルのトップレンジは3万5000ポンドを超える。
3年/5.8万km走行後の予想される残価は44%で、特筆するほど高くはないが、多くのライバルを上回る。ツーリング燃費は16.9km/ℓで、ここから察するに、実用燃費で失望させられることはないだろう。
価値の推移
残価はこのクラスのベストであるマツダやVWに及ばないが、本体価格の安さを加味すればバリューは高いといえる。