破産のJDクラシックス 管理人、賠償求め訴訟 車両の過大評価を指摘
公開 : 2019.02.20 17:10
JDクラシックス 明らかになる裏側
エセックス州マルドンに本拠を置くJDクラシックスは、デレク・フッドが創業して以来、30年以上にわたりクラシックカー市場における大手企業の地位を築き上げてきた。
しかし、昨年4月にある顧客がフッドを訴え、高等法院で900万ポンドの賠償を勝ち取ってから経営が破綻し始めた。
この訴えを起こしたマイケル・トュークとフッドは何度も複雑な車両の売買を行っていた。ある時にはトュークがクルマを買い、また別の時には下取りとしてJDクラシックが買い戻していた。そのため、JDクラシックスに保管されているクルマであっても、所有権がJDクラシックスにないものもあった。
クラシックカー市場が急成長しているにも関わらず、トュークはこれらの売買で多額を失った。裁判所はフッドがトュークの「代理人」を装っていたとの判決を下し、JDクラシックスに賠償金として900万ポンドの支払いを命じた。