試乗 ポルシェ718ケイマンT 高コスパ評価 排気音「イマイチ」
公開 : 2019.03.04 10:45
ポルシェが718ケイマンをベースに新設定したケイマンTに試乗しました。エンジンなどはスタンダードなケイマンから変更なく、シャシーのみがチューニングされています。足回りや6速MTなども素晴らしい出来ですが、粗さの残るサウンドだけが残念です。
もくじ
どんなクルマ?
ー コスパの高いケイマン
ー シャシーのみをチューン
どんな感じ?
ー 楽しめる足回り
ー 良好なトラクション サウンドはイマイチ
「買い」か?
ー ゴルフやフォーカスに勝てるか
スペック
ー ポルシェ718ケイマンTのスペック
どんなクルマ?
コスパの高いケイマン
718ケイマンをベースに、よりシャープで運転の楽しさを追求したのがこのケイマンTだ。
2.0ℓフラット4ターボをミドに搭載するケイマンの標準装備に加え、ポルシェ・トルク・ベクタリング、アクティブ・サスペンション・マネジメント、アクティブ・ドライブトレイン・マウント、スポーツ・クロノなどが追加されている。さらにホイールは18インチから20インチへとサイズアップされる。
もちろんスタンダードなケイマンにこれらの装備をオプションで選択することも可能だ。ただし、その場合ケイマンT注文するよりも高価になるだろう。これを考えるとケイマンTはコストパフォーマンスが高いといえる。
サイドのデカール追加や車内のドアノブがファブリック製のヒモに変更されているといった細かな違いを除けば、通常のケイマンで選択できないものは20mm低められた車高くらいだろう。アクティブ・サスペンション・マネジメント付きのスポーツシャシーを選択したとしても車高は10mmダウンにとどまる。