グッドイヤー「空飛ぶタイヤ」 角度次第でクルマを宙に 現時点ではコンセプト
公開 : 2019.03.06 09:10 更新 : 2021.03.05 21:27
エアレス化でタイヤの可能性が広がる
ジュネーブでグッドイヤーが過激なデザインコンセプトを持ち込んだのは、これが最初ではない。2016年には球状のタイヤを発表し、翌年にはこれの発展版を提案した。
エアロについて、テクノロジー担当のトップであるクリス・ヘルセルは語る。「都市での輸送や渋滞への挑戦において、その解答を空に求めるモビリティ企業とともに、先進的タイヤの構造や素材に関して研究するうち、わたしたちは路上では普通のタイヤとして、空中では推進装置として、それぞれ機能する車輪を思いつくに至りました」
とはいえ、近い将来に空飛ぶクルマを開発しよう、ということではないようだ。このアイデアは「あくまでもコンセプトの段階」ということだ。
しかしながら、単にエアレスタイヤということに限れば、現実味はある。現在、グッドイヤー以外にもブリヂストンなどが、実用化に向けた開発を進めている。