フォルクスワーゲン「R」が目指すものとは R部門トップに訊く 他モデルの「R化」明言
公開 : 2019.03.06 21:10
現在開催中のジュネーブモーターショー2019の場において、フォルクスワーゲンはパフォーマンスSUVのTロックRを発表しました。今回はその話も含め、R部門トップのヨスト・カピトにRのあれこれを聞きました。
「R」の定義と意義とは
ーー「R」ブランドの必須条件とは?
「まずは全輪駆動、そしてスポーティーであること。さまざまな市場のカスタマーの声を聞いた結果、われわれのカスタマーは300psあたりのパワーを望んでいることがわかりました」
「よりハイパワーを目指すべきだという声もありましたが、われわれは手に届きやすく、ちょうど良い場所を目指しました。実際に、年間2万台のゴルフRが販売されています」
ーー「GTI」モデルとの差別化は?
「まず第一に、GTIは二輪駆動で、よりアグレッシブな印象を与えます。Rモデルはそれよりもやや『大人』志向で、抑えられています」
「Rモデルの方が馬力はありますが、日常の使い勝手の面も重視しています。さらに上をいくTCRやクラブスポーツはさらにアグレッシブです。GTIはアップやポロ、ゴルフなどに設定されており、Rはゴルフから設定されています」
ーー今後さらなるRモデルの登場は?
「わたしの使命はフォルクスワーゲンのRブランドをBMWが持つMブランドのようにするということです。なのでゴルフRだけを持つということよりも違うアプローチをしなければなりません」
「今後のより幅広い展開を行なっていきます。ゴルフやTロック以外にもRモデルは出ると確実に言えます」