VW社長 「次の大きな挑戦、エンジンよりソフトウェア」 マイクロソフトと提携も
公開 : 2019.03.07 18:10
マイクロソフトと提携
マイクロソフトとの提携が発表された先日のプレスカンファレンスにおいて、ディースは現在のクルマには1000万ラインのコードが使われているが、今後はもっと多くなると語った。
「現状のソフトウェアに関する技術力は乏しいと言わざるを得ません。2025年には現在の3倍ものソフトウェアがクルマに搭載されることになるでしょう。自動運転では10倍にもなります」
クルマの差異化はソフトウェアによるところが大きくなると、同氏は付け加えた。「われわれはソフトウェア企業にならなければなりません。しかし、そこまでの道のりはまだまだ長い」
自動車会社はテクノロジーを求め、ますますサードパーティとの提携を推し進めている。自動車産業は従来のようにクルマを提供するだけでなく、テクノロジー主体のサービスを提供するビジネスへと進化しつつあるのだ。
しかしながら、ディースによれば、マイクロソフトとの提携を選択した理由の1つは、同社が企業を対象に商取引を行う企業であるからだという。
「顧客の注目を引くという点において、彼らはわれわれと競合しません」と同氏は言う。「彼らはわれわれの仕事に協力し、その成果から利益を得ようとしています」