創業者はポルシェのひ孫 ピエヒ・マーク・ゼロ発表 ジュネーブ2019
公開 : 2019.03.07 21:10
ジュネーブモーターショー2019にて、ピエヒ・オートモーティブは同社初の車種、マーク・ゼロを発表しました。創業者はアントン・ピエヒで、あのフェルディナント・ポルシェのひ孫という人物です。クルマ自体もどことなくポルシェの雰囲気を漂わせています。
もくじ
他とは一線を画す生い立ち
ピエヒ・オートモーティブはアントン・ピエヒによって2016年に創業された。アントン・ピエヒはフォルクスワーゲングループの元取締役会長、フェルディナント・ピエヒの孫に当たる。
さらに、曽祖父はあの伝説的なフェルディナント・ポルシェという、まさに自動車界のサラブレッドのような人物だ。
ピエヒはスイスのチューリッヒに本拠地を置く会社で、フォルクスワーゲングループとの関係性は全くない。アントンのビジネスパートナーは工業デザイナーのレア・シュターク・ライチックだ。
2人乗りの2ドアクーペであるマーク・ゼロは昨今乱立するEV新興ブランドのように、スケートボード型のシャシーを採用していない点が珍しい。ベースにはピエヒが200人の外部の従業員と提携して開発した独自のものが採用されている。
バッテリーもよくあるフロア配置ではなく、車体の中心部やリアアクスルの間に設定されている。203psを出力する誘導モーターが前後のアクスルに配置され、最高速度250km/h、0-100km/h加速は3.2秒を実現。