創業者はポルシェのひ孫 ピエヒ・マーク・ゼロ発表 ジュネーブ2019
公開 : 2019.03.07 21:10
特殊感溢れる新技術
ピエヒのプラットフォームは電気自動車のバッテリーやモーターのみならず、従来の内燃機関やハイブリッド、燃料電池などのさまざまなパワートレインを搭載することが可能としており、バッテリーなどのハードウェアは容易に感想が可能とのこと。
マーク・ゼロの採用されているバッテリーは中国のデステンという企業のものだ。バッテリーに使用されているセルも熱効率に非常に優れているという新しいものを採用している。液冷よりも水冷という方式を採用しており、4分40秒で80%の充電を完了させる。
充電器などのインフラ整備はドイツと中国の合資企業、TGOODが担当する。TGOODは現在、310の都市で21万以上の充電スタンドを提供している。
施行されたばかりの試験方法、WLTP下での航続距離は500kmを目指しており、車両重量は1800kg以下となる。似たようなEVクーペのリマックC_Twoの車両重量が1950kgとのことなので、非常に軽量というのがわかるだろう。
マーク・ゼロのデザインを担当したデザイナーは明らかとなっていないが、デザインスケッチなどはポルシェのデザイナー、ピーター・ヴェガのサインが書かれている。ピエヒへ出資した企業なども明らかとなっていない。
このレトロモダンスタイルなクーペに続き、ピエヒは今後セダンやSUVなどもリリースしていく計画だ。さらにはコンバーチブルやピックアップトラックなども可能性はあるとしている。